過去のエキシビション

特別展示『極楽鳥』

日本 2023.01.20 — 2023.05.07
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インターメディアテク3階

東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2・3F
100-7003

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本エキシビションは終了いたしました。

 

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入場無料/予約不要

 

【開館時間】

11:00 - 18:00 (金・土曜日は20:00まで開館)

*時間は変更する場合があります

 

【休館日】

月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、2月20日―27日、その他館が定める日

インターメディアテク開館記念十周年 特別展示『極楽鳥』

この度、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」では、開館十周年を機に特別展示『極楽鳥』を開催いたします。

 東京大学総合研究博物館と、ヴァン クリーフ&アーペルが支援する宝飾芸術の教育研究機関「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」とが共同で主催する本展示は、鳥をモチーフとした宝飾芸術の歴史的名品を、鳥の剥製標本をはじめ一級の自然誌標本および研究資料と併せて展示します。宝飾品、自然誌標本、スケッチ。「実物」とさまざまな「表現」による鳥の対話を通じて、鳥がどのように学術的に記載され、研究されたのか、また同時に芸術においてどう表象され、それがジェリーの世界においてどのような工芸的表現に転換されたか、その変遷を明らかにします。

 貴石や金属に最高峰の技術を施して生まれた装飾豊かな「鳥」は、工芸の頂点の一つに位置付けられます。一方、それら宝飾品を作ったアーティストの眼差しを理解するうえで欠かせないのが、そのインスピレーションの源となった鳥そのものです。本展示では、日本で初公開となる海外のプライベート・コレクションより、鳥をモチーフとした19世紀半ばから現代に亘る、多くのメゾンや作家による選りすぐりのジュエリー100点とともに、東京大学総合研究博物館および山階鳥類研究所のコレクションから歴史的な鳥の剥製標本および標本図に焦点を当て、アートとサイエンスの観点から鳥をめぐる対話を演出します。

 本展示は、鳥類の色彩や羽毛の多様性とその生物学的意味を知り、それにインスパイアされた人間のデザイン、そして人間の想像を超える進化の妙を体験できる場とすることが狙いです。特に、自然科学的視点の一つとして、展示の命名のモチーフとなったオオフウチョウ(極楽鳥)に注目します。極楽という名はその姿にふさわしいものですが、そこには歴史や伝説、そして保護という側面も秘められています。

 会場デザインは、夜の鳥から昼の鳥、さらにファンタジーの鳥へ、すなわち暗い世界から幻想的な場へと、インターメディアテクの世界観にふさわしい、詩的な空間を演出します。

インターメディアテク展示紹介ページ  http://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0257

 

特別展示「極楽鳥」 スペシャルムービー(2023年、東京)

基本情報

本エキシビションは終了いたしました。

 

会期 2023120)-57
時間: 1100−1800(金・土曜日は20:00まで開館)*時間は変更する場合があります
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、220―27日、その他館が定める日
会場:インターメディアテク3階
東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE23F
アクセス:JR東京駅丸の内南口から徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結、千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2

 

主催:東京大学総合研究博物館+レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校
協力:山階鳥類研究所
協賛ヴァン クリーフ&アーペル
企画: 東京大学総合研究博物館インターメディアテク寄付研究部門+東京大学総合研究博物館国際デザイン学寄付研究部門

入館料:無料

レクチャー・シリーズ『極楽鳥展を巡って』

インターメディアテク開館十周年記念特別展示『極楽鳥』に併せて、レクチャーシリーズを開催いたします。展示のみどころをはじめ、アートとサイエンスの観点から見た「鳥」について、自然誌から宝飾の歴史まで専門家が幅広く展示を読み解きます。

会場:
インターメディアテク2階ACADEMIA(レクチャーシアター)

参加費:
無料(事前予約不要)

定員:
48席(先着順)*席に限りがありますので予めご了承ください。
整理券の配布はございません。

主催:
東京大学総合研究博物館+レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校

 

<第一回レクチャー>
キュレーターズ・トーク(展示紹介)
構成や見どころから会場デザインまで、展示の狙いを企画者目線で紹介します。

日時:2023年1月20日(金)午後6時~8時
講師:
 松原始(東京大学総合研究博物館特任准教授)
 大澤啓(東京大学総合研究博物館特任研究員)
 ソフィー・ビスカール(レコール ディベロップメント & コミュニケーション ディレクター)
言語:日本語および英語(日英通訳付き)

 

<第二回レクチャー>
鳥の羽、その伝説とモチーフ
鳥の羽の表現について宝飾品研究の観点から、専門家が紐解きます。

日時:2023年3月3日(金)午後6時~8時
講師:
 イネジータ・ゲイ=エッケル(ジュエリー史家、レコール 教員)
 エレナ=キャロライン・ボネティ(宝石学者、レコール 教員)
言語:英語(日本語通訳付き)

 

<第三回レクチャー>
発色のメカニズム:鳥の羽と貴石
鳥の羽を特徴づける色のメカニズム、そしてそれを貴石においてどう表現するか、それぞれの専門的な観点から紹介します。

日時:2023年3月11日(土)午後4時~6時
講師:
 松原始(東京大学総合研究博物館特任准教授)
 エレナ=キャロライン・ボネティ(宝石学者、レコール 教員)
言語:日本語および英語(日英通訳付き)
*整理券の配布はございません。

 

<第四回レクチャー>
鳥に耳を傾ける(鳥と音楽)
人間は鳥の鳴き声をどのように聴いてきたのか。フィールド録音と音楽の事例を交えながら分析します。

日時:2023年4月28日(金)午後6時~8時
講師:
 大澤啓(東京大学総合研究博物館特任研究員)
 松原始(東京大学総合研究博物館特任准教授)
 森洋久(東京大学総合研究博物館准教授)
言語:日本語
*整理券の配布はございません。