ブローチの芸術

<オンライントーク>
The Art of Brooches

Lion ébouriffé clip, 1967, Van Cleef & Arpels Collection

ご予約登録制/参加無料

ブローチの歴史は、人類の社会的な変化や技術的な進化を反映しています。古代に青銅で作られた螺旋状の金具を見ると、それがおそらく衣服を留めるために初めて使われたブローチであることがわかります。後に、こうした実用性や機能性は失われ、ブローチは装飾的な役割を担うようになります。貴石で彩られたブローチは、それを身に着ける人の財力や権力を示すものへと変わっていくのです。軍用のバッジ、あるいは愛や信仰の徴として、また個人の意見の表現として、単に美しいものを身に着けたいという思いの反映として、ブローチにはさまざまな意味が秘められています。このトークでご一緒にブローチの内側を覗いていきましょう。21世紀の今、ブローチは彫刻作品やファッションオブジェさながらに、私たちを驚かせ続けています。

このオンライントークは、パリにあるジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」からライブ配信されます。 

講師
ジスラン・オークルマンヌ

美術史家、アンティークジュエリー専門家、「レコール」カンファレンス プロジェクト マネージャー

ポール・パラディ
美術史、装飾芸術、ジュエリーの専門家、ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」 講師

トークスケジュール・言語
4月14日(木)午後8時(日本時間)
英語(日本語、広東語、北京語の同時通訳付き)ご予約登録

写真:ヴァン クリーフ&アーペル、“リオン エブリフェ”クリップ、1967年、ヴァン クリーフ&アーペル コレクション