
中世という時代は、ほぼ千年にわたり、そびえ立つ威厳ある大聖堂の存在とともに芸術の歴史を支配してきました。
これに対してジュエリーは、小さく、そして壊れやすい存在だったにも関わらず、中世の社会のあらゆる場面に遍在しました。敬虔さとともに官能の象徴でもあった真珠のように、ジュエリーは、長い間宗教的な基準だけで語られてきた当時の社会の複雑性を垣間見せてくれます。紋章、携帯用の小さな聖遺物、結婚指輪から王族の装飾品まで、ジュエリーはさまざまに繊細な表現で物語を綴ります。私たちはそうしたジュエリーから語られる言葉を、皆さんと一緒に解き明かしていきたいと思います。
このオンライントークは、フランス語の回はニューヨークのモルガン ライブラリーから、英語の回はニューヨークのヴィラ アルベルティーヌの本部から配信されます。
講師
イネジータ・ゲイ=エッケル(ジュエリー史家、ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」 講師)
ポール・パラディ(美術史、装飾芸術、ジュエリーの専門家、ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」 講師)
トークスケジュール・言語
2月18日(金)午後11時(日本時間)
英語(日本語、広東語、北京語の同時通訳付き)
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その他候補スケジュール:
2月18日(金)午前3時(日本時間)
フランス語のみ
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2月19日(土)午前3時(日本時間)
英語のみ
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写真:丸いボウル - ボウルの底面となる塩入れ、フランス、15世紀©RMN-Grand Palais(ルーブル美術館) Jean-Gilles Berizzi