アールデコの時代(1910~1939年)、真珠はまさに宝飾界における女王でした!この芸術潮流が世界を魅了していたその頃、パリは真珠の都として輝いていました。
その形や色、さらには象徴性において、真珠は当時の女性たちにとって理想的なアイコンでした。彼女らは新たに獲得した権利、つまり自ら選んだ人生を生き、働いたり創造したり踊ったりする自由を宣言し、主張していきます。そこに流行したのは、旧い束縛から解放されたフラッパーやジャズの世界。そしてアールデコの力強いグラフィズムが漆黒と白のコントラストを生み、真珠が主役となったのです。
このトークでは、女性たちが真珠をふんだんに使って「パールマニア」として着飾っていた、歴史的にとても特別な時代のパリ、ニューヨーク、そして東京を巡る旅に皆さんをお連れします。
講師
イネジータ・ゲイ=エッケル
ジュエリー史家、レコール教員
ソンムン・チョウ
ジュエリー史家、レコール教員
トークスケジュール・言語
英語セッション
(日本語、フランス語、広東語、北京語の同時通訳付き)
7月1日(火)午後7時(日本時間)
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フランス語セッション
(英語の同時通訳付き)
7月2日(水)午前2時(日本時間)
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写真:
ヴァン クリーフ&アーペル、ヴァニティケース、1925年頃
ゴールド、パール、エナメル、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション