ティエリー・ヴァンドーム作、パスカル・オリィのための〈学問の剣〉

<オンライントーク>
Pascal Ory’s Academician’s Sword by Thierry Vendome

参加無料/ご予約登録制

「フランスの知の象徴として揺るぎない地位を築いているフランス学士院ですが、そのアカデミー会員が公式な式典で身に着ける剣については一般にあまり知られていません。この剣の物語はおとぎ話のように幕を開け、芸術のイマジネーションに満ちた祭りのごとく幕を閉じます。私がアカデミー・フランセーズの会員に選出された翌日のことです。ある偶然の出会いから、金細工職人であり宝石職人でもあるティエリー・ヴァンドームと冒険の旅が始まりました。彼の父親ジャン・ヴァンドームは、生前にアカデミー会員の剣を制作していた名匠です。ティエリーと私の間の激しい知的かつ審美的な応酬を経て、刃に彫刻するモットーや剣の鍔などのシンボル、そしてラピスラズリやサメ皮、シルバー、ヴェルメイユなどの素材が決定していきました。ジュエリーの技巧の他にも、鍛冶職人、宝石カット職人、鞘職人、そして図案者(トリーヌ・ムリスが歴史の女神クリオを担当)のサヴォアフェールがこの剣に注ぎ込まれています。彼らの情熱が結集して誕生したこの芸術作品は、友情のシンボル、そして創造性そのもののシンボルとなったのです。」
~ パスカル・オリィ、ソルボンヌ(パリ第1)大学 歴史学名誉教授、アカデミー・フランセーズ会員

この剣の物語が、パスカル・オリィとティエリー・ヴァンドームの貴重な対話を通じて明らかになります。司会を務めるのはレオナール・プイ(ジュエリー史家、レコール研究教員)です。

パスカル・オリィ(ソルボンヌ(パリ第1)大学 歴史学名誉教授、アカデミー・フランセーズ会員)ティエリー・ヴァンドーム(宝飾作家)、レオナール・プイ(美術史学博士、レコール研究教員)と共にお届けします。

ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」パリ本校から、ライブ配信で行います。 

講師
パスカル・オリィ
ソルボンヌ(パリ第1)大学 歴史学名誉教授、アカデミー・フランセーズ会員

ティエリー・ヴァンドーム
宝飾作家

レオナール・プイ
美術史学博士、レコール研究教員

トークスケジュール・言語
2月1日(水)午後8時(日本時間)
フランス語(英語同時通訳、日本語逐次通訳付き)
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クレジット:ティエリー・ヴァンドーム作
パスカル・オリィの〈学問の剣〉
ラピスラズリ、レッドジャスパー、シルバーギルト、シルバー、シャグリーン
2022年 個人蔵