
自然が恵んでくれる四季の花々には、ジュエリー制作に強く影響を与えたものが存在します。それらの花は時間の経過とともに命を失ってしまいますが、ジュエリーとしての形は永遠となり、決して色あせることはありません。植物に対する自然主義的な姿勢から芸術的な様式化に至るまで、園芸家とジュエリーの芸術史家による、枠にとらわれない対話をお楽しみください。また、ジュエリーにおける花の表現の正確さという論点についても議論します。18世紀のジャルディネッティ(小さな庭)リングや、エナメルとガラスを使用したアールヌーヴォーの蘭は、私たちを取り巻く自然を異なる形で表現したものです。実際、貴石を金属にセッティングする際、植物は様式化されることがほとんどなのです。
このオンライントークは、「FLORAE」展の会場からライブ配信されます。ヴァン クリーフ&アーペルと蜷川実花氏の作品による本展は、ヴァンドーム広場のオテル デヴルーで2021年9月10日から11月14日まで開催されます。
講師
パスカル・ガルベ(園芸家、作家)
ポール・パラディ(美術史家、装飾芸術およびジュエリー研究家、レコール講師)
トークスケジュール・言語
10月21日(木)午後5時(日本時間)
英語(日本語、広東語、北京語の同時通訳付き)
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その他候補スケジュール:
10月21日(木)午前2時(日本時間)
フランス語のみ
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10月22日(金)午前2時(日本時間)
英語のみ
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Photo: ヴァン クリーフ&アーペル、オーキッド クリップ、1927年、ヴァン クリーフ&アーペル コレクション、パトリック・グリ © Van Cleef & Arpels SA