グリプティックの芸術

<オンライントーク>
The Glyptic Arts

参加無料/ご予約登録制

人類は有史以来、石を装飾品の要素として使い、また同時に日常生活に取り入れてきました。石に彫刻を施すということは、痕跡を残し、何らかのメッセージを伝えるという力強い行為を意味します。

グリプティック職人とは、宝石をカットし、そこに細工や彫刻を施す職人のことです。その手の中で、素材と技術はひとつになります。このレクチャーでは、貴石を切削研磨する工具“ブテロール”やドリル、宝石の硬度や模様、インタリオ(沈み彫り)とカメオ(浮き彫り)、彫刻などの工房で行われるグリプティックの秘密をご一緒に学んでいきましょう。さらに、これまでめったにこの技法が使用されなかった素材を用いた作品についてもご紹介します。

2022年5月12日から10月1日まで、パリのレコール本校で開催される「Engraved Gems:Cameos, intaglios and rings from Guy Ladrière Collection」(彫刻された宝石:カメオ、インタリオ、リング~ ギイ・ラドリエールのコレクションから)展。メゾン カルティエに所属する彫刻師、石彫師であり、メートル・ダール(フランス人間国宝)のフィリップ・ニコラ氏と、レコールのサイエンティフィックディレクターで、宝石学者のオリヴィエ・セグラが、グリプティックという特殊な芸術についてトークを展開します。

このオンライントークは、GemGenèveショーの会場からライブ配信されます。

講師
フィリップ・ニコラ

メートル・ダール(フランス人間国宝)、メゾン カルティエの彫刻師、石彫師

オリヴィエ・セグラ
レコール サイエンティフィックディレクター、宝石学者
 

トークスケジュール・言語
5月6日(金)午後7時(日本時間)
英語(日本語、広東語、北京語の同時通訳付き)
ご予約登録

ローマ、19世紀、メドゥーサ、カーネリアンのカメオ、Guy Ladrièreコレクション、写真:ベンジャミン・チェリー