ギメ東洋美術館で開催される「明の黄金」展を記念して、この講義では中国の女性装飾品にみられる芸術に焦点を当てます。
明朝皇帝の時代(1368年~1644年)、ゴールドは食器や宝飾品など儀式に使う品の制作や装飾に用いられ、上流階級の間で広く使われるようになりました。それらの最高級の品の中には、15世紀初頭に中国皇帝が始めたインド洋での海上貿易によって得た宝石が使用されているものもあります。
この展覧会では、西安曲江美術館が所蔵する金銀細工の類まれなコレクションに基づき、当時のまばゆいばかりの華やかさと洗練さを紹介します。原子であり、金属であり、鉱物であるゴールドとは何かを理解し、再発見する機会です!
このトークは、本展の学芸員であるエレーヌ・ゲスキュエルとアルノー・ベルトラン、そして学術的パートナーであるレコール ジュエリーと宝飾芸術の学校の教員であり宝石学者のレティシア・ジル=ゲリとの対話という形で行われます。
トークスケジュール・言語
英語セッション
(日本語、フランス語、広東語、北京語の同時通訳付き)
10月15日(火)午後7時(日本時間)
フランス語セッション
(英語の同時通訳付き)
10月16日(水)午前2時(日本時間)
講師
アルノー・ベルトラン
ギメ東洋美術館 学芸員(中国織物・家具担当)。「明の黄金」展の共同学芸員。
エレーヌ・ゲスキュエル
ギメ東洋美術館 学芸員(中国織物・家具担当)。「明の黄金」展の共同学芸員。
レティシア・ジル=ゲリ
宝石学者、レコール教員。
写真:
花と蝶のヘアピン
明朝(1368年~1644年)
ゴールドにルビーとサファイアをセット
西安曲江美術館蔵
© Peter Viem Kwok's Dong Bo Zhai Collection